目の前に確かにある、ということ。


桜、咲くのをバスの窓から見た。
零れるように咲いていた。

『ハムレットマシーン』は、間もなく幕が上がる。
昨年の夏から少しずつじわじわと向き合ってきた身体の景色。
私の身体の景色は、一体どんなだろうか。

難解な戯曲と言われている。
もう、書き手が理解を望んでいないようにも思われる。分かられてたまるか!というような。
それでもこれを書いた、またはなにか透明な力によって書かされた、ハイナー・ミュラーという人。
分かられてたまるか、と、分からいでか、の狭間に立ち、握りこぶしを突き上げている。
脳で分かる事なんてあるのものか。
見えないもの、腹の中に渦巻くもの、それを見つめたとき、本当は本当は、分からないはずがないのだ。

演劇の豊かさが満ちていると思います。
それは、自然の、私が見た零れるような桜の花に似た、あ、目の前に居るな、今、この瞬間にしかうまれない現象を目を凝らして見なければ損であるな、という、瞬間の積み重なり。

唯一無二の空間を立ち上げています。
たった二日、3回しかありません。
どうか、観てください。

2018年4月7日(土)8日(日)
身体の景色
『ハムレットマシーン』
@日暮里d-倉庫
作:ハイナー・ミュラー
構成・演出:オカノイタル

出演:
宇田奈々絵
大迫健司
大西玲子(青☆組)
オカノイタル
小田さやか
紫藤祐弥
辻川ちかよ
福寿奈央(青☆組)
牧野隆二(SPAC)
遊貴まひろ

ドラマターグ:田中圭介
音楽:松田幹
衣装:杏子

日程
4月
7日(土) 19:00
8日(日) 14:00 / 19:00

チケット
前売  2,500円 ― 学生 2,200円  
当日  2,800円 ― 学生 2,500円
★学生は要学生証  

ご予約↓
○団体・出演者が多いため、私にご連絡いただけると確実にお名前把握できて嬉しいです。
mail: xxrachelchelxx●gmail.com
(●を@に変えて、お名前、日時、枚数をお知らせ下さいませ。)

twitter(DM): @reiko_onishi
(DM開放してありますので、上記同じくお知らせ下さいませ。)


大西玲子

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