ひとだんらく、そしてあたらしいこと



お久しぶりです。

みなさま、お元気ですか?

この夏は、なんだかぱたぱたとしておりました。
専門学校や中高校生とのワークショップ、
高校生の合宿にも行ってきました。

私が高校生の頃と同じ場所で
同じ空と海を見て
なんだか心がすーーっとしました。

朝、この海に向かって走るとき
水面がきらきら光って本当にキレイで。

私はあの頃からこんなにも遠くへ来てしまったけれど
この海のようにきっとまだまだ深く潜るところがある。

先日、所作・振付他にも沢山の事を教わった師匠の一周忌法要がありました。
皆でお酒を飲んだり、お喋りするのが大好きでいらした師匠。
何処かに座って大きな声で笑っていらっしゃるような
あたたかい会でした。
お孫さんやお弟子さんたちが剣詩舞や殺陣などを披露して下さって
嗚呼、芸は繋がってゆくのだ、と、涙が止まらなくなってしまいました。
芸の中に、師匠が生きていて、見守っていらっしゃる。
それこそ、あの海のように。
きっと私のことも。
「大西君、どんどん精進しなさいよ。君は頑張らなきゃあ駄目だよ。」
私の手をぎゅっと握って言って下さった言葉は
私にしんしん染みて、前を向く力になっています。

この日は、大切な大先輩からも優しく背中を押していただいたり
感謝の一日でございました。

ご恩返しが出来ますように。



大西玲子

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