染められたゆび



桜が殆ど散ってしまいましたね。

今年はお花見会出来ませんでした。
お散歩で少し愛でられたのが幸いでした。

今はネイルを桜色にして
春気分を長引かせています。

季節が混ざってゆくのは好きです。
前へ進んでいるのを感じるから。
何を着て出かけようか迷うのも楽しみです。

さて。
桜のかわいいエピソードが書かれた絵本があります。

安房直子さんの
『うさぎのくれたバレエシューズ』
という絵本。
バレエがなかなかうまく踊ることのできない女の子に
うさぎの靴屋さんから桜の花びらで染めたピンクのバレエシューズが届くところからお話は始まります。
少女趣味と思われるでしょうか。
もしかしたら本当に存在しているかもしれない!と
桜の木の根元をこっそり見てしまうような
ドキドキできるお話しなのです。
安房さんの作品は、他にも『きつねの窓』というのが好きで
確か教科書に載っていたのじゃなかったかしら・・・
『きつねの窓』を読んだ時は桔梗色で
『うさぎのくれたバレエシューズ』を読んだ時は桜色で指を染めて
まねをしたものです。。。

絵は南塚直子さんです。
全体が淡い色につつまれたとても優しい絵。コチラ
南塚さんは『しらゆきひめ』も挿絵を描かれていて
私は衝撃を受けました。コチラ
少女の夢と憧れを自由な心で描かれていて
とても好きです。

ああ・・・好きなものがあるって幸せ・・・


大西 玲子

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