かたわらにあるもの。


こちらにずらぁーと並んだ器。

昨年と今年、二回の岐阜県多治見市で行ったワークショップで、受講者の方からいただいたものです。

波紋櫛目のすり鉢は
ワークショップで訪れた
山只華陶苑の7代目、加藤智也さんの作品。
美しくて、とっても欲しくなって購入してしまいました。

その土地の土からつくられた器を
作陶家の方から直接お話を聞き
手に取り、お家に連れて帰るのは初めてで
なんだかウキウキしました。

受講者の方のお話に、
「この辺りでは、器は買うものでなく、もらうもの」
という言葉があり、とても印象的でした。
生活の傍らに必ずある、器。
いただいたその方が寄り添って下さっているような気持ちになります。
遠い地に住む笑顔を思い出しながら
ご飯を食べたり、お酒や珈琲を飲んだり、お花を飾ったり。
このお花も、先日の公演でお祝にいただいたものなのです。
優しい人の笑顔に囲まれて暮らす幸せよ。

私も、笑顔を思い出してもらえる人になろう。



大西玲子

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