ちいさくておおきな公演を観た


こんにちは。

昨夜、ふと思い立って
バスタブにハートのキャンドルと薔薇の花びらを浮かべてみました。

キャンドルは母と二人して好きで集めていたもの。
眺めてるだけじゃ勿体無いのかも・・と。
薔薇は先日の公演で学生さんから頂いた花束のもの。
ありがとう。

電気を消して
ゆらゆら揺れる炎と花びら。
いつもと同じ場所なのに不思議です。
心がふぅーっと深く呼吸している感じ。
ゆっくりとこういう事に時間を使うのってとても良いですね。


この日は私の母校と、恩師の移動先の学校の演劇部の合同公演があり伺ってきました。
主に1年生をキャストに配役して行うものでした。
この2校は夏の合宿やそれぞれの大会でも顔を出しているところですので、全員の最初の一歩を知っています。
だからこそ、やきもきする事も、号泣するほど悔しい事・嬉しい事もあります。
ずっと見守らせていただけて幸せです。

母校は今でも大所帯で、これだけの人数で本当によく頑張っているなと思う。
ぶつかったり気持ちが落ちていってなかなか戻って来ない事もあるけれど、最終的に全員優しい先輩になるし、先輩を慕う後輩になる。
生きていくのにとても大切な事を見つけて卒業していきます。
先生(とてもかわゆくてハートのある方!)の係わり方に生徒への愛情と厳しい目があり素敵です。
今回の作品は、色々話を聞いて心配していた気持ちが晴れるような、力強さを感じました。
どのシーンもひとさじずつ惜しい、と思ったのは、みんなの“超スゴイ時”を知っているから。
例年に則らず、4月まで同じ作品を煮詰めていくと決めた2年生に共感します。
きっと、もっと楽しめるようになる。一人でじゃなく、全員で楽しめるようになる。
期待しています。

恩師の学校は、こんなメンバーが集まってしまう事が今後あるだろうかという程、感謝と熱量と思いやり、そしてそれに支えられた実力がひと時も欠けることない集団です。
卒業していった先輩たちから脈々と受け継がれた志を胸に、努力を惜しまず日々進んでいます。
今回の作品も素晴らしかった。
前記した学校の子の感想に、
「とても感動した。いい作品だったのは勿論だが、舞台からもセッティングの様子からも、全員で一つのものを創っている仲間同士の信頼関係を感じた。自分たちにはそれが欠けている。」
というものがあり、これは素直で的を射た感想だと思いました。

他にも、ワークショップや、お稽古に遊びに行かせて頂いている学校があり、幸福な時間が年々増えていることに感謝しています。
自身も精進し、これからも一緒に演劇を通してコミュニケーションしていけたら嬉しいです。




大西玲子

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