2015年3月12日木曜日

旅立ちへのはなむけ。


3月、ご卒業されたみなさまへ。

こんにちは。

私を、
れいこ先輩
れいちぇる
れいちぇるさん
大西先生
れいちぇる先生
と、呼んでくれたあなた、あなた。

ご卒業おめでとうございます。

演劇を通して出会い、論じ、実験し、笑ったり号泣したり、たくさんの出来事を共有させてもらえて本当に幸せでした。

今後どこに身を置くにせよ、今までの守られた環境とは違うところへゆく興奮と期待に満ち溢れていらっしゃることでしょう。
少しの不安もあるかもしれません。
絶望や、悲しい気持ちの人もいるかもしれませんね。
それは醜い事でも恥でもありません。

これまでのどの瞬間もすべて、あなたの人生の味方です。
本番失敗して部屋で泣いたし、勝った負けたじゃないと口で言ったり心で思ったりしながらやっぱり泣いたし、勝った負けただと言って傷つけた事もあるし、色んな行事でクラスメイトに後ろ指さされたりもした。
自分だけ出来ない気がする、声が出ない滑舌が悪い、みんな真面目にやってよ、あー仕込み日晴れてて良かった、あれ?部誌誰が持ってる?、自分が演出なんて大丈夫なのか?!、先輩引退しないで下さい、やった!キャストなれた!、何だあの学校のセットは!ヤバイ!、ああ~みんな輝いてる~照らし甲斐ある~、どうよこの絶妙な音のレベル…、打ち上げ何着ていこうかな、あたし達ちゃんと先輩やれてる?、テストやばい、うちの部最高!先生も先輩も同期も後輩も最高!ありがとう!、とかとかまだまだいっぱい思った。
その一瞬一瞬すべてが、そしてその時傍らにいたみんなが、あなたの味方。
私も、勿論。
いつでも応援しています。

私が卒業した時に部の後輩へ綴った言葉が、今、自分への戒めになっています。
― 自分が思うほど、凄くない。でも、自分が思うほど、ダメじゃない時もある。
感謝と、謙虚な心を胸に。 ―
一言一句は合っていないけれど、そんな。
あなたが愛する後輩たちへ向けた言葉さえ、自身を助けてくれることがあります。
放つ言葉に これからもどうぞ責任を持ち、心を込めてもらえたら嬉しいです。
高校時代、汗と涙とたまに血を流して“ことば”と“身体”と“心”と向き合ってきたあなたには
何が人を傷つけ、その時自分も傷つくのか、些細なひと言や道端の花がどんなに救いになるか、身に染みて分かっているはず。
私たちは、それを共有しました。
完璧な善人にはなかなかなれないし、幸福も不幸も他人とは比べられない。
でも何とも比べずに、ただ思いやることは出来ます。
嫌なニュースが後を絶たない世の中です。
演劇を通じて想像する力をふんだんに身につけたあなたにしかできない事がある。
演劇は社会でかなり見直され、その要素が必要とされています。嬉しいですね。
あなたの中には、もうすでに芽を吹いている力がある。
どんな人生にも役立つし、身近な人を救うでしょう。

またお会い出来る時を楽しみに、私も精進を重ねます。

長々と書いてしまった。
名残惜しいのかもしれません。
書き終えたとして 何が終わるわけでもないのに。

こころから、お祝いと感謝を伝えたい。
おめでとう。
ありがとう。



大西玲子

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